*2023年7月18日更新版。
楽天モバイルのMVNOは新規受付終了
楽天モバイルのMVNO(他社回線)は新規の契約受付を終了しました。
2020年4月からはMNO(自社回線)のサービスをスタートしています。
2022年時点の総契約件数は518万件。そのうちMNO(自社回線)が約9割を占めます。MVNO(他社回線を借りたサービス提供)は約1割になってしまったことになります。
楽天モバイルとは
楽天モバイルは、楽天グループのフュージョン・コミュニケーションズが、2014年10月29日にスタートしたサービス。
事業形態は、他の一般的な格安SIMカードと同じく、NTTドコモのLTE網を利用したMVNO(仮想移動体通信事業者)です。
以下、楽天モバイルに電話で聞いたことも踏まえてまとめました。
スマホ料金が3分の1になる?
楽天モバイルの最大の特色は料金の安さ。通常のスマホと比較して料金が3分の1になるというのがウリです。
通常のスマホ料金が 6500円程度だとすると、楽天モバイルなら 2200円程度にまで費用を圧縮できるとしています。
他の格安SIMとはどこが違うの?
他の格安SIM(MVNO)との違いは、通話機能付きの音声SIM主体のサービスだという点。普通の携帯電話やスマホと同様 090-/080-/070- といった電話番号が利用可能。
NTTドコモやAUからのMNP(電話番号そのままでの乗り換え)もできます。
他の格安SIMのプランの多くは、通話機能がついていません。楽天モバイルは通話機能付きでしかも安いということで、今後の展開に可能性を感じます。
楽天ブロードバンドの「楽天 LTE SIM」とはどう違うの?
楽天モバイルも楽天ブロードバンドも、楽天グループのフュージョン・コミュニケーションズ株式会社が提供するサービス。どちらも格安SIM(MVNO)を提供しています。
楽天モバイルは音声SIM(電話番号付きのSIM)を扱っている点が異なります。
「楽天モバイル」と「楽天ブロードバンドのデータ通信専用SIM」の比較については、当ブログの次の記事で解説しています。
・【違いは何?】 楽天モバイル vs 楽天ブロードバンド(楽天 LTE SIM)
料金プラン
格安SIMの月額料金プランは以下の4種類です。
・ベーシックプラン : 1,350円(最大下り200Kbps)
・3.1GBプラン : 1,728円(下り最大150Mbps)
・5GBプラン : 2,322円(下り最大150Mbps)
・10GBプラン : 3,197円(下り最大150Mbps)
*料金は税込金額。
*1カ月間の合計通信量が「高速通信容量」を超えた場合、通信速度が 200kbpsに制限されます。
音声付きSIMとしては、かなり思い切った料金設定ですね。
くわしい料金プランと解約違約金については、次の記事で取り上げています。
・【最新まとめ】 楽天モバイルの料金プランと解約違約金
どうやって設定するの?
通常、格安SIM(MVNO)をネットにつなげるには、APN設定が必要です。設定に必要なIDやパスワードは、MVNOからの文書などに記載されています。
参考までに、データ専用カード「楽天ブロードバンドLTE」のSIMカード挿入&設定方法について、次の記事で解説しています。
・【まとめ】 楽天SIMの挿入・設定方法 (楽天ブロードバンドLTE)
「月3・1GB、月5GB」って どのくらいの通信量?
「月3・1GB、月5GB」がどのくらいの通信量かについては、当ブログの次の記事でまとめています。
・【疑問解消】「月3・1GB、月5GB」 ってどんだけ?【楽天モバイル】
LINEは利用できるの?
電話で聞いたところでは、LINEはおおむね問題なく利用できるとのことでした。
LINEの利用については、次の記事をご覧ください。
・【疑問解消】 楽天モバイルのスマホで LINE は使えるの?
速度制限後はどんな感じ?
電話で聞いたところでは、月ごとの制限以外に3日ごとの高速通信容量制限もあるということでした。
楽天モバイルの速度制限については、次の記事で解説しています。
・【疑問解消】 楽天モバイルの速度制限 【最大200kbps】
楽天モバイルの特色
公式ページを見てみますと、次のような特色が強調されています。
・090/080/070の電話番号が利用できる
・他社からの乗り換えでも電話番号はそのまま
・選べるデータ通信プラン
エリア
回線はNTT docomoのものを使っていますので、エリアはドコモのエリアと同じです。
ドコモのエリアはドコモのサイト内で確認できます。
(参考)
・NTT docomo:サービスエリア
対応端末
NTTドコモの回線を使っているので、ドコモの機種中心に幅広く対応。加えて、SIMフリーの端末でも使えます。
通話付SIMの具体的な対応機種については、以下の記事をご覧ください。
・【まとめ】 対応機種・端末一覧&SIMの種類 【楽天モバイル】
楽天でんわの「5分かけ放題オプション」を付けてスマホ料金節約
格安電話「楽天でんわ」とあわせて利用すれば、スマホ料金を節約することができます。楽天モバイルの「楽天でんわ 5分かけ放題オプション」をつければ、月額 850円で、5分以内の国内通話なら何度でもかけ放題。5分以降については、30秒10円となります。
「楽天でんわ」については、次の記事で解説しています。
・【最新まとめ】 楽天でんわ (特色,口コミ・評判)
メールアドレスはあるの?
基本はフリーメール(Gmail や Yahoo!メールなど)を使うことになります。ですが、1契約につき10個のメールアドレスを無料で取得することもできます。
メールアドレスについては、以下の記事をご覧ください。
・【疑問解消】 楽天モバイルのメールアドレスはあるの?
スマホとのセット販売も
格安人気スマホなどとのセット販売もあります。価格.comを参考にしますと、次のような機種が人気です。
2位 「HUAWEI P9 lite SIMフリー」(Huawei)
5位 「ZenFone Go SIMフリー」(ASUS)
6位 「ZenFone 2 Laser SIMフリー」(ASUS)
7位 「HUAWEI P9 SIMフリー」(Huawei)
10位 「AQUOS mini SH-M03 SIMフリー」(シャープ)
13位 「arrows M03 SIMフリー」(富士通)
(参考)
・価格.com:スマートフォン 人気ランキング(スマホ総合ランキング)
(2016年7月18日現在)
「HUAWEI P9 lite SIMフリー」については、次の記事をご覧ください。
・【最新まとめ】 HUAWEI P9 lite SIMフリー 【特色,口コミ・評判】
「ZenFone2 Laser SIMフリー」については、次の記事を参考にしてください。
・【最新まとめ】 ZenFone 2 Laser 【特色,口コミ・評判】
申し込みはおもにウェブから
申し込み窓口はおもにウェブからとなります。
あるいは、東京・渋谷の「楽天カフェ」などに窓口が設けられていますので、実店舗でも契約手続きができます。
店舗については、次の記事をご覧ください。
・【場所と時間は?】 お店と窓口・営業時間 【楽天モバイル】
他の格安SIM という選択肢も
スマホの通信料金を安くするには他の格安SIM(MVNO)を使う手もあります。他の格安SIM の場合、料金が安いプランなら月額1,000円くらいでスマホのデータ通信ができます。
人気の格安SIMカードには、たとえば次のようなものがあります。
〇 「OCN モバイル ONE」
(NTTコミュニケーションズ)
〇 「mio高速モバイル/D ミニマムスタートプラン」
(IIJmio)
〇 「BIGLOBE LTE・3G エントリープラン」
(BIGLOBE)
facebook にもページを開設。楽天モバイルの最新情報などを配信しています。よろしければのぞきに来てくださいね。
(facebook)
・ゼロからわかる楽天モバイル
関連記事
・【疑問解消】 ドコモから楽天モバイルにMNPする方法
・【格安SIMならどっち?】「楽天モバイル」 vs 「OCN モバイル ONE」
・【格安スマホならどっち?】「DMM mobile」 vs 「楽天モバイル」